2013.1.1   矢野会長新年のあいさつ

社会保障制度改革推進法の具体化を許さず、安心の街づくりを

                             会長   矢野 博明

 新年明けましておめでとうございます。昨年中は協会に対して、御指導・御鞭撻をたまわり
心から感謝申しあげます。
 暮れの総選挙は民主党政権批判の高まりのなか、自民党が前回より得票数を減らしたにもかかわらず、小選挙区制によって圧倒的な議席数を得るという結果となりました。すでに報道されているように、経済財政諮問会議の再招集や大規模な公共事業の復活、集団的自衛権や9条改憲への積極姿勢などが危惧されています。
 昨年成立した社会保障制度改革推進法は、これからの社会保障は自助が第一で共助を基本とし、公助はやむを得ない時のみ、という考え方を示したものです。これに対し私たちは、国の責任を曖昧にさせず社会保障費の削減を許さない決意です。
 保険医協会では医科歯科ともに在宅医療を推進してきました。政府のねらう医療費削減のためではなく、私たちは住民が安心して暮らせる街づくりの一環として、これからも在宅や医療連携を重視していきます。
 昨年は新たに女性部の活動がスタート致しました。県医師会も熱心に取り組まれていますが、私たちは協会ならではの活動をめざしたいと思います。会員あっての協会であり、この1年を諸先生方と共に協会活動に取り組んでまいります。