講演会の参加者アンケート

講演会参加者アンケート

 本田宏氏講演会参加者の約半数の309人の方からアンケートの回答をいただきました。77%が「職場や所属団体からの案内で知った」とのことで、講演会の成功はまさに医療界の大同団結がもたらしたものといえます。

勤務医

●大同団結できれば現状を必ず変えられる!と実感できるものでした。すばらしかったです。地元で頑張り発信していきたいと思います。

勇気をいただいた

●医療現場での問題点とその処方箋について非常にわかりやすく、とても良い講演会でした。ジョークも時々まじえて、まさに劇場型のインパクトのあるお話でした。少し勇気を頂いた感じがします。ありがとうございました。
●富山の医療団体の大同団結はすばらしい事だと感動しました。石川県でも大同団結に向け、頑張りたいと思いました。
●国の方針に翻弄されながらも、一生懸命努力し、工夫してやっていて、年間に数億円の赤字がでるというのは、どう考えても国の方針が間違っているとしか思えません。
●公的病院勤務です。自治体立病院は赤字に対し、繰入金(税金)が投入されますが、赤十字・済生会・厚生連などの公的病院は救急・僻地医療など、不採算を承知で行わねばなりません。しかも独立採算を強いられています。健全経営が成り立つ筈がありません。公的病院にも繰入金が入るようにしていただきたい。
●今までも日本の医療費が少ないと何人もの方が主張してきたが、いつも無視されてきたように思う。今回を機会に勤務医の現実を国民に知ってもらうことが必要と思う。富山県からも声を挙げていきたい。

偏る意見ではなかった

●片方に偏る意見ではなく、広範囲にわたる内容で非常に理解しやすかった。勤務医のみでなく全ての医療従事者が医療の必要性に応じ、精一杯頑張っているが、そろそろ限界に達しているように思った。
●やっと多くの人が、医療向上に向けて力を合わせる事ができる世の中になって良かったです。
●非常に説得力のあるご講演を感謝します。絶対数が足りないだけでなく、ミスマッチも多い。医療制度改革が官僚主導でなく、現場からの力で医療者が変えて行かなければと強く感じた次第です。
●日本の医療の実態を示していただいて感謝しています。周産期医療に従事していますので、最も医師が足らない分野ですが、この現状を県はまだ理解できていない。また施設、行政間での不協和音が最大の障害です。是非我々も頑張りますので、よろしくお願いします。
●公的病院勤務医ですが、医師をはじめ医療職の定員を増やすことが出来ず、苦慮しています。公務員の定員削減の方向の中で、医療機関で働くスタッフの増員が可能になるような仕組み(法改正)が必要です。公的病院に予算(金)とスタッフ(人)を注入する方向を求めます。
●実際の医療崩壊や日本の医師不足など非常にわかりやすくお話を聞かせて頂きました。当地でも地域医療が崩壊しつつあります。地元でも住民などに伝えたいと思います。日本が崩壊する前に何とかしなくてはいけないと思いました。 

医学生

これ程ためになるとは

●大学で広告を見たときに、これ程ためになるものだとは思いませんでした。この講演の内容をより多くの人に知ってもらいたいと思います。自分で出来ること(医療制度について学ぶ、ここで知った事を人に伝える)などをやっていこうと思いました。
●現在医学生6年生です。来年から医療人として責任を負う立場にありますが、やはり先行き不安で、覚悟を決めて医療界に飛び込む、そんな心境です。明るい未来、安心して老える社会を築くために私も出来る限り尽力していきたいと思っております。情報公開とメディアリテラシーが求められますね。
●以前から医療費の抑制、医師不足の話は本(高橋氏の本でした)で読んで知っていたが、なかなか声が大きくならなかったように思います。最近少しずつその声が大きくなってきたように思えてうれしく思っています。これから医師になって生きていくには不安も多いのですが、先生の話を聞いて希望が持てました。
●私には先生のようにこのような大人数の前で講演する力はないですが、同じ医学生や友人に啓蒙していく事で、少し世論も変わっていくのかも知れないと感じました。
●外科医にあこがれて医学部に入学しましたが、現状を知るにつれて将来に不安を覚えます。自分は何のために医師になるのか、何が出来るのかを考えていきたいです。
●情報操作の影響は大きいと思います。医療関係者以外の人が医療の現状を知ると、医療崩壊を防ぐ手だても取りやすくなると思います。私は医学生で、何年かあとに現場に出るわけですが、はっきり言って仕事が ハードすぎて恐いです。でも自分たちも何とかしていかなければいけないことなので、頑張りたいです。

医師として、外へ働きかけることも重要

●自分の出産やその後の生活を含めて、将来医師として働くことに対して、システムには不安を持っていました。でも、具体的にどうしたら良いのかわかりませんでした。今日の講演を聞いて、医師として一生懸命に働くことだけでなく、現場の声を外に伝える事や、国に訴えかける事等、外への働きかけも重要だと感じました。
●現在医学生であり、来年から研修医として働き出す予定の立場でありながら、今日の医療崩壊の実際というものをはっきりと理解していませんでした。その実際をとてもわかりやすく講演いただいたことをもとに、 国民としての責任と医師としての責任を周囲にも訴えていきたいと思います。 

一般

私の娘(研修医)も燃え尽きそうで心配

●種部先生のお話、心にしみました。産科をやめられたと聞き、その大変さを本当に悲鳴を聞いたように思います。私の娘は小児科医の卵(研修医3年目)、日夜休みなく働いていますが、もう燃え尽きそう。医療ミスを犯さないか心配です。先生方の献身だけに頼るのではなく、やはり国で財政(お金)を使わないと解決しない。メディアの力も必要!(県民の意識をもっと高めないと。私も。)(無職・60代主婦)
●今まで気づいていなかった事に気づく事ができました。医療の問題だけでなく根本的な日本のおかしい所、例えばどうして道路族が強いのか、どうして病院がつぶれているのかなど知る事ができました。でも今の私にどうにかする力がないのがはがゆいです。せめて投票権が18歳からあればなあ。でもとりあえず今日来て良かったと思います。(専門学校生)

希望が持てました

●今回の講演を聞いて、医療問題、医師不足の深刻さがわかりました。私は看護師を目指していますが、看護師でも過重労働でやめたいや、病院の経営の状況をみてやめたいという先輩方の話を聞いて、不安です。先生の講演で少しこういう活動をされている団体がある事を知り、希望が持てました。ありがとうございました。(看護学生)
●今の医療従事者すべてが自己の生活を切り捨てて仕事に疲れきっていると思います。「ミスをすると訴えられる」この様な中では仕事を続けることは出来ません。このような会を大きく育て、大きな声として「医療」を守る流れにしたいとの思いを強くしました。(理学療法士)
●序列・系列の典型である医師が主となってこの種の集会が催されたことは喜ばしいこと。もっともっと多くの県民・市民に真実を訴えて欲しい。地方が元気でなければ、次代を担う子供達に安心社会を引き継げない。医療関係者と県民・患者の垣根をなくすよう私達ももっと知ること大切。(退職者・女性)

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