2016.06.05  第9回女性部企画 国谷裕子講演会

女性が輝ける社会をめざして
~キャスターとして伝えたかったこと~

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 第1部は、国谷裕子氏を講師に、講演「女性が輝ける社会をめざして~キャスターとして伝えたかったこと~」を開催しました。

女性の活躍が大事だと思うようになったきっかけ
 国谷氏は、2010年に開かれた世界女性会議の関連会合において世界で活躍する女性たちの熱心な議論を目の当たりにし、女性の活躍がこれから大切になるのではないか、日本社会の閉塞感を打開できる鍵になるのではないかと思ったと自身が取り組むようになったきっかけを紹介しました。一方で、過去の仕事における苦い経験を払拭すべく、「クローズアップ現代」のキャスターとしてハードワークを厭わずにまい進する自分と、産休・育休が明けても報道の現場に戻って来れないかつての女性スタッフたちとのギャップは大きかったと語りました。
 また、4月に女性活躍推進法が施行され、出産・育児制度の充実は進んでいるが、これらは本当に女性活躍の追い風になっているかと問題提起。日本以上に世界の国々は取り組みを進めており、女性たちが積極的に声を上げない限り社会は変わらないと訴えました。

働き始める女性へのキャリア形成サポートを
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 参加者からは、「多様な女性の働き方についてヒントをもらった」「女性を介して男性も学ぶ必要があると確信した」等の声が寄せられ、講演後の拍手が鳴り止まない第1部となりました。

国谷さんも参加してのランチ交流会
 第2部の女性医師・女性歯科医師ランチ交流会では、参加者同士で講演の感想などが率直に出され、和やかな雰囲気での交流会となりました。

参加者の感想から

・キャスター時代に苦労されたお話が印象に残りました。多様な女性の働き方について、いろいろなヒントをいただけたと思います。自分の考えを思い切って言ってみるということも参考になりました。(女性歯科医師)
・ご自身の経験から具体的なお話をされ、同じ働く女性として大いに共感できました。自分が仕事をするだけではなく、後輩の女性たちが働きやすい環境を作るために努力をしなくてはいけないことを強く教えられました。(女性医師)
・一つの番組を23年続けることに至るまでのキャリアについての話や、女性が輝ける社会進出についての話は興味深かった。女性が会社で声を上げることよりも、男性が(育休取得などの)声を上げることの方が難しいという話は女性のために偏る意見ではなく、公平な立場での視点がすばらしいと思いました。(男性歯科医師)