2013.5.12  第2回女性部企画 「仕事も自分も『楽しむ』生き方」

医師であること、年齢を重ねること、母になること
~そのすべてをプラスにしませんか~

日時   2013年12日() 開場 10:00 開会 11:00 閉会 14:30

会場   ANAクラウンプラザホテル富山3F

 

 興味深い講演と共感に満ちたスピーチ

報告者    理事  藤岡 祐紀乃

  

公演後にみんなで記念写真

公演後にみんなで記念写真

   第2回女性部企画が5月12日(日)、ANAクラウンプラザホテル富山にて開催されました。
 第1部では、女性クリニックWe富山の本吉愛先生による「クリニックにおける乳癌治療への取り組み」と題してのご講演。続いて「仕事も自分も『楽しむ』生き方」と題して、吉田穂波先生、敦先生ご夫妻による特別講演となりました。
 第2部では、参加者同士のランチをとりながらの交流会。参加された先生の自己紹介を含む一言スピーチや講演の感想が述べられました。

講師の逆境を順境に変える姿勢に共感

 本吉愛先生のご講演は、女性にとって身近な乳癌の問題、ライフサポーティブケアや乳房温存療法の現在など大変興味深い内容でした。
 また特別講演では、先に、ご主人である吉田敦先生が、良き夫、父、医師として、一石三鳥を狙った三位一体改革についてお話されました。まさに男性版ワークライフバランスといったところです。続いて、吉田穂波先生は、医師としてのキャリアを着実に歩みながらも、妻、四児の母としての役割を担う中で、まずは自分を満たすことの重要性、他者との関係を良くするためのコミュニケーションの工夫など、意見衝突さえも生きたフィードバックに変えるなど、考え方一つ、工夫一つで逆境と思われることも順境に変えてしまうところに共感しました。

医学部学生のフレッシュなスピーチも

参加者の思いのこもったスピーチに会場全体が聞き入りました

参加者の思いのこもったスピーチに会場全体が聞き入りました

 第2部の交流会では、参加された医学部の学生さん達のフレッシュなスピーチもあれば、様々な人生経験を経て素敵に齢を重ねている先輩医師、歯科医師のお話もありました。一人一人の人生にはドラマがあり、様々な人生があっていい…女性ならではの“共感”という力が、吉田穂波先生のいうところの“自分を満たす”ことに繋がった企画となりました。

 

 

参加者アンケートから

  • 私は独身で、結婚や出産してからの自分は想像もつきません。吉田夫妻のご講演を聞いて、1番は自分の限界を決めずその時その時の環境に適応・対応していける能力が大切だと感じました。
  • 私は子供がいるが、本日の講師の吉田先生のような考え方をしたことがなかったので、新しい視点で話を聞くことができ有意義だった。
  • 私は講演された先生方より少し年上ですが、この講演を20年前にうかがう事が出来たらよかったと思います。女性のライフスタイルは多岐であり、出産・子育てが終わったと思ったとたん、今度は親の看護・介護が始まりました。今後はこの点についても、目を向けて頂けたらうれしいです。
  • 私は吉田ご夫婦とかなり立場が違っていたので、正直素直にきけるかなあと思っていたところもあるのですが、話をうかがってみて立場が違うからこそ感じること、またそういったことを伝えあっていかないと誤解がおこるだけだとわかってとてもよかった。
  • とても心が和みました。今までの自分をふり返るよい機会となりました。日本全体が自分と家庭を大切にできる社会になればよいと思います。