医科保険診療研修会を開催
協会は10月30日、「保険診療・レセプト請求の基礎知識」をテーマに医科保険診療研修会を開催しました。千葉県保険医協会事務局主任の川井貴裕氏が講師を務め、医師やスタッフ313人が参加しました。
川井氏は、保険医療機関として守らなければならない健康保険法や療養担当規則、算定上誤りやすい点数項目について分かりやすく解説。個別指導における自主返還やレセプト審査で返戻・減点を防ぐためにも日常的に診療報酬算定ルールの確認を行うとともに、『保険診療の手引』の積極的な活用を呼びかけました。
参加者からは、「見落としがちな項目や勉強不足で知らなかったことなどを聞くことができて大変参考になった」「今後もこういった研修の場を設けてほしい」といった感想が寄せられました。
研修会に参加して
おくむらクリニック(富山市) 奥村 昌央
富山県保険医協会主催による「保険診療・レセプト請求の基礎知識」の研修会に参加した。講師は千葉県保険医協会事務局の川井貴裕氏で、1時間半という限られた時間の中で、①保険診療 ②療養担当規則 ③実費徴収 ④カルテの留意事項 ⑤レセプト記載 ⑥点数算定の留意事項 ⑦在宅医療 ⑧検査・投薬・注射 ⑨リハビリテーション ⑩処置・手術 の多岐にわたる項目について、ポイントを押さえた説明を受けることができた。
特に重点が置かれたのは保険診療と療養担当規則であり、保険医は医療法や健康保険法を遵守した診療を行わなければいけないと説かれた。日頃、目前の患者の診療に没頭し、限られた時間の中でカルテの記載が十分ではないなと思うこともあるが、改めて法に則る診療を行わなければならないことを再認識した。自分は昨年10月に開業し、今後新規個別指導を受けることになるが、その前に本研修会を受講できたことは幸いであった。
*以下は事前案内の内容です
医師・スタッフともに押さえておきたい診療報酬算定ルールを再確認!
保険診療・レセプト請求の基礎知識
今回、保険診療・レセプト請求をテーマにした研修会を4年ぶりに開催いたします。研修会では、保険診療・保険請求を行う上での基礎知識や押さえておきたいポイント、カルテ・レセプト記載や算定上誤りやすい項目等を中心に解説します。
会員の先生のご参加はもちろん、ベテランスタッフの方は保険診療ルールの再確認に、新人スタッフの方は新人研修の一環としてぜひご参加ください。
日 時 2019年10月30日(水) 午後7時30分~9時00分
講 師 川井 貴裕 氏
(千葉県保険医協会事務局主任、『保険診療の手引』編集担当者)
対 象 医科会員および会員医療機関スタッフ
参加費 無料
会 場 ボルファートとやま2F 真珠の間
富山市奥田新町8-1
参加申込は、電話、メールまたはFAXにて