2016接遇セミナー
安全な医療提供に繋がる患者目線の接遇
協会は恒例の接遇セミナーを5月中旬に開催し、140医療機関から807人が参加しました。
講師には2年ぶり3回目となるメディカル接遇コンサルタントの鵜飼昌子氏を招き、「安全な医療提供に繋がる患者目線の接遇」をテーマに明日から実践できる患者対応のコツを学びました。
協会の接遇セミナーは、新人職員の研修はもとより、ベテラン職員のスキルアップにも役立つと毎回好評を得ており、今回も参加者の利便性を考慮して県内4会場で開催しました。
あっという間の2時間
セミナーの冒頭に鵜飼氏は「お配りした資料は本来であれば半日セミナー分のボリュームがあるので、持ち帰って院内の勉強会などで活用いただければうれしい」と述べた後、資料の要点を解説しながら①コミュニケーション力を磨く、②患者さん目線のチェックポイント、③クレーム対応の3つのテーマで講演しました。
特にクレーム対応については、鵜飼氏が実際に医療機関からの要請で問題解決にあたった事例を紹介し、金品を要求するようないわゆるハードクレーマー対策についても時間を割いて解説、2時間があっという間に過ぎるセミナーでした。
アンケート結果から
参加者アンケートは591人(73%)から回答があり、現在の職場での勤続年数については「1年未満」の新人職員が全体の20%、「2年から9年」が30%、「10年以上」が50%でした。また、協会の接遇セミナーへの参加回数は「初めて」が50%、「2回目」が23%、「3回目」が12%、「4回以上」が15%という結果でした。
自由記入欄には「明日からの業務に生かして実践したい」「患者さんが見ているところ、感じていることを気づかせていただいた」「クレーム対応は準備しておくことが大事だと感じた」「参加できなかった職員に伝えたい」などの感想が寄せられました。
*以下は事前案内の内容です
2016 協会の接遇セミナー
安全な医療提供につながる患者目線の接遇
~コミュニケーション能力を高めよう~
講師 鵜飼 昌子 氏(メディカル接遇コンサルタント)
参加費 無料
参加対象 会員・会員医療機関スタッフ
高岡 5月17日(火) 高岡市・ウイングウイング高岡 4Fホール
南砺 5月18日(水) 南砺市・福野文化創造センター ヘリオス
富山 5月19日(木) 富山市・ボルファートとやま 2Fホール
魚津 5月20日(金) 魚津市・新川文化ホール 小ホール
開催時間はいずれも 午後7時~9時
安心安全な医療を印象づけるコツ
医療安全管理の基本は、事故を未然に防ぎ、患者さんの安全を第一に考えることです。そのために、医療現場では専門的な知識やノウハウはもちろんのこと、正確な情報を収集し、的確に伝達するコミュニケーション能力が求められます。
予期せぬトラブルやクレームについては、その対応如何で医療機関の印象が180度変わってしまうこともあります。
今回のセミナーが患者目線にたった接遇と組織をあげた対応を考える機会になれば幸いです。
お申込みは、電話またはFAX、メールにて