2018 協会の接遇セミナー
接遇の第一歩はアンガーマネジメントから
県内4会場で今年も開催
協会は恒例の接遇セミナーを7月中旬に開催し、148医療機関から853人が参加しました。講師に接遇トレーナーの中村清美氏を招き、「接遇の第一歩はアンガーマネジメントから」をテーマに、自身の怒りの衝動を抑える技法であるアンガーマネジメントの基本を学びました。
接遇セミナーは、新人職員の研修はもとより、ベテラン職員のスキルアップにも役立つと好評を得ており、今回も県内4会場で開催しました。
中村氏は冒頭、接遇とはコミュニケーションであり、相手が喜んでくれるコュニケーションを心がけてほしい、と述べました。
講演では、接遇の基本として、相手の存在を認め、相手を思いやる気持ちを形にするアイコンタクト・笑顔の大切さを訴え、笑顔の作り方を解説。言葉については、親しみがわくので方言を使うことはよいが、「方言+『です』『ます』」のように丁寧な表現が求められると説明しました。さらに、言葉づかいだけではなく、“声の表情”も重要であり、相手によって話すスピード、声の高さ等に気を付ける必要があると指摘しました。
後半は、自分の怒り(アンガー)の感情と上手に付き合えるようになるための方法、アンガーマネジメントについて紹介しました。
アンガーマネジメントに取り組むことで、ちょっとした怒りで自分自身が振り回されないようになり、接遇やチーム間のコミュニケーション向上につながります。怒りの感情のピークは6秒続くと言われており、怒りを感じた時に反射的に行動してしまわないよう怒りの衝動を抑えるためのテクニックなどについて解説しました。
◆参加者の感想から
・患者さんに対する接遇だけでなく、チームワークをよくするためにも役立つ内容だった。
・最近、怒りに振り回されてばかりの自分を省みるセミナーでとてもよかったです。反射的に行動しないように気を付けたいと思います。
・今までの保険医協会の接遇セミナーとは違う視点から接遇を学ぶことができてよかった。
*以下は事前案内の内容です
2018 協会の接遇セミナー
接遇の第一歩はアンガーマネジメントから
~イライラに振り回されないチーム作りのために~
今回の接遇セミナーは、医療・介護施設で年間300回以上研修を行っている接遇トレーナーの中村清美先生を講師にお招きし、医療従事者に求められる接遇とその基本となるアンガーマネジメントについて詳しくお話しいただきます。
アンガーマネジメントは、怒りの感情を上手にコントロールして適切な問題解決やコミュニケーションに結びつけるためのスキルです。怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒り、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることが目標とされています。 多くの皆さんのご参加をお待ちしております。
講師 中村 清美 氏((株)ハートデザイン、接遇トレーナー)
参加費 無料 (事前に必ずお申込みください)
参加対象 会員・会員医療機関スタッフ
開催時間はいずれも 19:15~21:00
※砺波会場は満席になりました!砺波会場以外は、まだお席に余裕があります。
砺波:7月11日(水)砺波市・TONAMI翔澟館
高岡:7月12日(木)高岡市・ウイングウイング高岡
魚津:7月18日(水)魚津市・新川文化ホール
富山:7月19日(木)富山市・ボルファートとやま
会場の温度調節には配慮いたしますが、個人差がありますので各自で上着などをご持参ください。
お申込みは、電話またはメール、FAXにて