各種控除の制度変更に対応を

税制改正のポイントをテーマに経営税務講習会

　協会は５月30日、「医師・歯科医師が知っておきたい　税制改正のポイントと注意点」と題して経営税務講習会を開催しました。橋本邁税理士事務所所長で協会顧問税理士の橋本邁氏と、同事務所所属税理士の前田陽子氏が講師を務め、医院経営に関わる税制の内容について解説しました。

　講演では、２０２０年分以後の所得税に適用される基礎控除の取扱いについて説明がありました。
　具体的には、基礎控除の控除額が一律10万円引き上げられます。その一方で、個人の合計所得金額が２５００万円を超える場合は、基礎控除の適用ができなくなり、所得税の負担が増えることになります。
　青色申告特別控除の控除額は、65万円から55万円に引き下げられます。ただし、ｅ‐Ｔａｘによる申告（電子申告）の場合は、引き続き65万円の控除を受けることができます。
　また、将来の資産形成についても触れ、閉院や承継を安心して迎えるためにも、①中小企業退職金共済（中退共）や②小規模企業共済、③協会の保険医年金を活用して備えてほしいとの紹介がありました。

 

＊以下は事前案内の内容です

医師・歯科医師が知っておきたい
税務改正のポイントと注意点

日時　5月30日（木）　19：30～

会場　富山電気ビル　4階8号室

講師　橋本　邁　　先生（橋本邁税理士事務所所長　協会顧問税理士）

　　　前田　陽子　先生（橋本邁税理士事務所　税理士）

対象　会員および会員家族

～講師からのメッセージ～
　平成30年度の確定申告状況をふまえ、将来の医院承継も含めた長期的視点から、医院経営についてアドバイスします。また、税制改正のポイントや注意点をふまえた上で､10月からの消費税率引き上げへの対応方法や話題のふるさと納税の活用法など、新しい年「令和元年」の申告に役立つ情報もお伝えします。
　ベテラン＆中堅税理士で幅広い世代の先生方の質問にもお答えしますので、是非ご参加ください。

お申込みは、電話、メールまたはFAXにて