「医療崩壊はこうすれば防げる」 県内医療界の大同団結で大きく成功
本田宏埼玉県済生会栗橋病院副院長(当時)を招いた県民公開講演会「医療崩壊はこうすれば防げる」が2008年12月14日に開催されました。650名が参加したこの企画は、医師・医学生200名が参加するかつてない講演会となり、本田氏が「こんなに医療界がまとまって取り組まれた講演会は全国で初めて」と述べるほど、富山県内の医療関係者が勢ぞろいすることとなりました。
今回の講演会は、2008年7月に本田氏らが全国の医師・医学生に向けて「地域医療の再生を求める請願署名」を提起したことを契機に、協会が富山県医師会・富山大学医学部・富山県公的病院長協議会・全日本病院協会富山県支部に呼びかけ、5つの医師団体が共同で開催したものです。また、この講演会には富山県をはじめ県内医療福祉団体、マスコミ等33団体から後援の協力を得ました。今回のような幅広い医療界の団結は初めてのことでした。
本田氏らが提起した医師・医学生署名に対しては、 県内独自の取り組みとして署名リーフレットを作成、5つの医師団体の代表5人が呼びかけ人となり、県内の開業医・勤務医・医学生に協力を訴えました。協会としても、この取り組みを通して勤務医・医学生の課題に接近することができました。集まった県内の医師・医学生署名731筆は、県内医師の約30%が協力したことになり、全国一高い比率です。また、県内公的病院勤務医の45%から署名の協力を得るなど、勤務医に広く知られ、賛同を得る運動となりました。全国では2万1683筆集まり、2009年10月に国会へ提出されました。
今回の取り組みは、医師不足という問題に対し県内医療界が一致して取り組んでいることを県民に広くアピールすると同時に、各団体が垣根を越えて協力して取り組んだことに大きな意義があります。
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3.フロア発言から
6.医師・医学生署名